当院で手術可能な病状の説明

軟部の腫瘍   一般にはまれですが、色々な種類があり、良性・悪性があります。例えば、血管組織からできている良性腫瘍が
  血管腫、悪性 腫瘍は血管肉腫と呼び、脂肪組織の場合、それぞれ脂肪腫、脂肪肉腫と呼びます。
  そのほか、“ガンクリオン”といって、主に手関節付近に硬いコブできることがあります。癌ではありません。注射
  器等で吸い出すと、透明な粘りけの強いゼリー状の液体が出てきます。押しつぶしてしますのも1つの治療法で
  すが、直ぐ、またできてくるものは手術して摘出します。
手根管症候群

  手のひらの付け根の真ん中の部分に手根管という管があります。この中を指を曲げ腱と正中神経というかなり
  太い神経が通っています。管の下の骨で、上はかたい靭帯がふたをしています。
  正中神経がこの管の中で圧迫され親指から人差し指、中指がしびれたり、親指の付け根の筋のふくらみ(母子
  球という)が萎縮したりするのが手根管症候群です。中年の女性に多く両側にくることが少なくありません。
  症状がひどい場合は管の上にある靭帯を切断する必要があります。

腱鞘炎   腱鞘の炎症。細菌感染、機械的刺激、手指の過労などにより起こり、疼痛・腫脹を主とする。
バネ指(弾撥指)   指を曲げておいて、伸ばそうとする時に抵抗があり、力を入れて伸ばしたり、他の手で伸ばすとバネ仕掛けで伸
  びているように、急に勢いよく伸びるものをいいます。長く続くと、曲がったまま伸びなくなります。
  中年以後の女性に多く、指を曲げる腱や腱鞘の一部が指の根元のところで厚くなり、腱がなめらかに滑らず、ひ
  っかかるようになったものです。
陥入爪   足の親指の爪の横端が湾曲して皮膚に食い込んだものを陥入爪といいます。皮膚が破れるのですぐ化膿して
  膿が出てきます。切開排膿して抗生物質でも飲んでいれば治りますが、爪の食い込みがとれない限り、何回で
  も繰り返します。
  あまり爪を見実家卯短く切ると歩くとき爪の前の皮膚が盛り上がって爪の先を塞ぎ、爪は前に伸びることができ
  ません。そうしたことも爪が横に食い込む原因になります。この病気は手術して食い込んでいる爪と、その基部
  とをくさび形に切り取ると一度で治すことができます。










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